石油は人々の暮らしや経済の発展に欠かせない基幹エネルギーですが、特に経済性、利便性、用途多様性、貯蔵容易性などの優れたエネルギーです。また、阪神淡路大震災で証明されたように、災害に強く、供給に柔軟性がある分散型エネルギーでもありあす。
電気、都市ガス、LPガス、石油などのエネルギーには、それぞれ適した用途があり、そのベストミックスが必要です。
一般的に石油は多様性、利便性、郵送・貯蓄の容易性などの面で優れたエネルギーとされています。
平成7年1月に発生した阪神淡路大震災では、電気、都市ガス水道などいわゆる 「ライフライン」 が広範な地域で寸断され、復旧にかなりの時間が掛りました。しかし、被災地域にあっては869か所のSSについては、全壊あるいは出火・類焼したSSが皆無であったなど、その被害はほとんどありませんでした。未曽有の大災害であったにもかかわらず、ガソリン、灯油などのほとんど支障なく供給し続けることができました。また、石油を利用した自家発電設備もほぼフル活動し、被災地の復旧に大きく貢献しました。
また、こうした経験を踏まえて、災害が発生した場合の燃料供給基地や連絡拠点としての役割を担う 「災害対応型給油所」 も登場しています。太陽光による自家発電装置や飲料水貯水設備など備えられたこの給油所は、災害時のライフスポットとなりました。
石油 | ほとんど被害なし |
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電気 | 6日 |
LPガス | 14日 |
水道 | 72日 |
都市ガス | 83日 |